ハメる間取り【こっとろん】

ハメる間取り【こっとろん】の感想

「ハメる間取り」を読了しましたが、全体的に非常に満足度の高い作品でした。物語は、テニスサークルの宅飲みから始まりますが、主人公ユリが足を踏み入れた家の間取りが異様で、そこから恐怖が広がっていく構成が秀逸です。特に、不自然な空間が物語の謎を引き立て、読者を引き込んでいく様が印象的でした。 登場キャラクターたちの個性も際立っていて、ユリの不安や恐れがリアルに描かれているため、感情移入しやすかったです。友人たちとの絆が描かれることで、緊迫した状況においても心温まる瞬間があり、単なる恐怖だけでなく、友情の大切さも感じることができました。 また、作画が非常に美しく、キャラクターの表情や動きが生き生きとしていて、物語に没入しやすかったのも良かったです。最後までハラハラドキドキしながら読んでいたので、ミステリー要素がしっかりしている点も魅力的でした。全体として、ただの成人向け作品に留まらず、しっかりとしたストーリーが楽しめる良作だと思いました。